過去のレポート01
新会派『市民力(市民力)』結成!
⇒『病院建設検討特別委員会』のメンバー入りへ
原ゆうじ議会報告(2011年1月10日作成)
皆様、厳冬の折いかがお過ごしでしょうか?昨年11月の市議会議員選挙では大変お世話になりました。皆様から4,007票という大変たくさんの票を頂きまして嬉しさと同時にその期待の大きさを考えると本当に身の引き締まる思いがしております。
さて私の議員活動についてご報告させて頂きます。初当選させて頂いた3日後の11月24日より12月定例議会が始まりました。そして12月22日までの約1ヵ月間、市議会議員になって初めての議会が開かれました。市議会開催中、最初に行ったことは“会派"(国政において『党』にあたるものを、市政においては『会派』と呼びます)の結成です。
選挙前から決めていたのですが、山中啓之議員(幹事長)、谷口薫議員(副幹事長)、海老原弘議員らと共に、新会派『市民力』(しみんりょく)を立ち上げました。又、3名以上の会派を結成することにより「病院建設検討特別委員会」の委員1名になることが可能となり、市民力を代表して私がこの委員会に所属する委員の1名に加わることになりました。これで市立病院現地建替に向け一歩を踏み出す事が出来るようになりました。又、常任委員会については病院問題に関係のある「健康福祉常任委員会」に所属する事になりました。簡単に松戸市議会の仕組みについて以下の図に示します。
松戸市(執行部)より提出された各種議案は、①議会運営委員会において②~⑤の各常任委員会に振り分けられ、審議・採択され、議会最終日に全議員による採択で議決されます。
又、松戸市の抱える重要な問題、例えば松戸市立病院建替問題については②~⑤の常任委員会以外に「特別委員会」を設置し、そこで議案が審議されます。特別委員会は各会派から人数比例配分で構成されます。 (※3~5人会派⇒1名,6~8人会派⇒2名,9人以上の会派⇒3名)
現在の松戸市議会会派構成
公明党:10名, 松政クラブ:8名, 市民クラブ:5名, 共産党:5名, まつど未来:3名,無所属議員:9名、そして市民力:4名(山中・谷口・海老原・原)
従って今回の市立病院建設検討特別委員会は、公明党3名(織原、石川、山沢),松政クラブ2名(杉山、張替),まつど未来(山口),共産党(伊藤),市民クラブ(中川)(※敬称略) そして市民力・原の合計9名で構成されました。しかしながら市立病院の現地建替えの具体的検討は、計画検討委員会で議論されております。尚、答申は3月になる予定です。
そして12月定例議会で、【議員一般質問】を行いました。
議員の一般質問では、市立病院について7項目の質問をさせて頂きました。
1.市立病院建替計画検討委員会について
2.平成18~19年にかけて450床規模で検討されていた市立病院建替計画が、なぜ紙敷移転案では600床に変更されたのか?
3.市立病院の立地について松戸市の考えは?
4. 6月実施の市立病院勤務医師へのアンケート調査について
5.県内の3次救急を行っている他病院の経営状況について
6.国・県からの補助金の状況について
7.他自治体に対する負担金について
上記の質問に対する執行部の主な回答は以下の通りでした。
4の回答⇒常勤医師105名中6割が回答。そのうち7割の医師が本郷谷市長のマニュフェストによる現地建替となれば退職を考える(条件が合致すればも含める)とのアンケート結果。
【重要】本郷谷市長就任以降の7月から11月までに常勤医師8人が退職し、5人の医師を採用。しかし「現地建替」を理由に退職した医師は特に把握していないとのこと。
5~7の質問をしたのは、松戸市立病院は千葉県東葛北部において唯一、経営負担の重い3次救急を担っている状況下にあり、国・県の補助金ならびに他市からの負担金をもっと求めるべきと考えたため、これらの質問をさせて頂きました。
5~7の回答⇒松戸市立病院(613床) 国庫補助金約2千9百万円 県補助金2千5百万円。これに対して旭中央病院(956床)はそれぞれ1億4千万円、6千2百万円を交付されている。(松戸市と比較して国の補助金5倍、県の補助金2.5倍で旭中央の方が多い)⇒国・県に対し、補助金増額を求めるべきとの考えを示しました。
現在松戸市立病院の利用者は、松戸市外からの方が3割であり、また政策医療(3次救急,小児周産期医療等)の赤字は年間約7億円にのぼります。
⇒最低でも松戸市が負担している年間約7億円の赤字の3割、2億1千万円は他自治体に対しても相応の負担をして頂くべきと訴えました。
尚、私の一般質問の模様は松戸市議会のホームページ(http://www.gikaitv.net/dvl-matsudo/2.html)で視られますので是非ご覧下さい。
以上、簡単に初めての議会報告をさせて頂きましたが、これからも当面は市立病院建替問題に注力して活動し、皆様に分かりやすく報告して参りたいと思っています。これからもご支援、ご指導を賜りますようよろしくお願い致します。