12月議会終了、2議案に反対しました。パート2
さて、反対したもう一つの理由です。それは、不可解な応募資格の追加をしたからです。
今回、実は過去2回の指定管理の募集時にはなかった応募資格の追加がされました。
その応募資格とは、「千葉県内の公営斎場の管理実績を4年以上」というものです。
この応募資格の追加によりさてどうなったのか?結果として今回の応募は「1団体」のみとなってしまいました。
ちなみに、前々回は2者、前回は4者の応募実績がありました。
サービスの向上&経費削減 の目的からすれば、複数の応募者から競争をさせて選んだほうがよいのはだれが見ても明らかです。
なぜ、このような応募資格の追加をしたのか?正直わかりません。
委員会時に「なぜ、今回からこのような応募資格の追加をしたのか?」と質疑したところ、答弁は「北山会館(人生の最後を全うする場)という、施設の性質上、経験は必要と判断した。」というものでした。
答弁を聞いて、北山会館の施設上の性質は、過去2回も変わっていません。なぜ、管理実績が必要かについては答えになっているのかもしれませんが、「なぜ、今回からなのか」の答えにはなっていないと思います。
そして、一般的には、過去2回の指定管理において何か問題が発生したから、次回からは「管理実績」を追加したというのならまだわかりますが、そうした問題については聞いておりません。
また、なぜ「公営なのか、千葉県内なのか?」の問いに対しては、「県内でも、応募資格のある業者が育ってきているから」との答えでした。
そこで、「今回の応募資格に該当する業者は何団体あるのか?」と聞いたところ、「5団体」との答えでした。
さらに、「その5団体の中で、2つ以上の公営斎場を管理する能力のある団体はいくつか?」との問いについては「わからない」との答弁でした。
正直、答えを聞いて驚きました。「本当に、複数の団体から候補者を選ぶ気があるのだろうか?」とさえ思ってしまいます。
そして、これでは市民の方が「初めから、市は今回の葬儀組合に決めたかったのでは?今回の応募資格の追加はそのためのものではないか」と思われてしまうのではないかと心配になります。
そうしたことはあってはならない。そう思い、今回は反対といたしました。
しかしながら、委員会でも、本会議でも「賛成多数」で議案は可決してしまいました。
なんでだろう?と思うと同時に、「指定管理について」様々な問題点あることもわかり、今後、一般質問の場で、はっきりさせ、もう少し、指定管理が、経費削減にも貢献できるような制度に変えていきたいと思っています。